|
昭和53年2月、我孫子市日秀地区に県立湖北高等学校を建設するため、予定地内の発掘調査が行われました。
この日秀西遺跡は手賀沼の北側の台地上にあります。古墳時代後期は多くの竪穴住居跡からなる集落でしたが、奈良時代に入ると、大規模な倉庫など50棟以上の建物が整然と建ちならびました。この建物群は、下総国相馬郡の役所*1に属する倉庫(正倉)と考えられています。また、この遺跡からは和同開珎の銀銭も見つかりました。和同開珎は日本古代の銭貨のひとつで、和銅元年(西暦708年)
調査前にはじめて作られました。銀・銅の2種類の素材でつくられましたが、銀製のものは全国的にも珍しいものです。
古代の役所の遺構としては県内最初の発見であり、関東地方でも珍しいことから、遺跡の一部が保存のため埋め戻され、出土品の一部も校内に展示されるなど学校教育にも活用されています。さらに、平成7年には県指定史跡にも指定されました。
 |
|
調査前
|
 |
|
調査中
|
 |
|
現在の湖北高等学校
|
 |
| 和同開珎 |
|