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―県指定史跡・佐倉市飯郷作いごさく遺跡―

所在地: 佐倉市下志津字飯郷作
時代: 弥生時代,古墳時代,奈良・平安時代
調査年: 昭和51〜52年

飯郷作遺跡は,県立佐倉西高等学校の建設に先立って調査が行われました。 
遺跡は印旛沼を北に望む,入り組んだ台地の上にあります。弥生時代から奈良・平安時代までの集落のほか,古墳時代前半(4世紀)の前方後方墳ぜんぽうこうほうふん
2基,方墳ほうふん4基,方形周溝墓ほうけいしゅうこうぼ23基が発見されました。そのうち前方後方墳1基,方墳2基,方形周溝墓5基は,比較的短い間に連続して造られており,墓の周りを取り巻く溝の一部を共有していることが分かりました。
 
弥生時代から続く墓の様式である方形周溝墓と,古墳時代に新しく広まった前方後方墳と方墳が,このようにひとまとまりになって発見されたのは,当時全国でも珍しく,弥生時代から古墳時代にかけてこの地域がどのように変化したのかを解き明かす上での貴重な資料となりました。このため,発見された古墳群の一部を整備して保存することとなり,校舎はこれらを避けて建設されました。

保存された古墳群は昭和54年に県の史跡に指定され,学校での生きた歴史学習の場として活用されています。(見学を希望される方は,事前に高校に連絡してください。なお,出土した資料は県立房総風土記の丘に保管されているほか,一部は高校にも展示されています。)

発掘当時の古墳群(提供:県立房総風土記の丘)

保存整備された古墳群(協力:佐倉西高等学校) 

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(財)千葉県文化財センター 1978 『佐倉市飯合作遺跡』


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