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館山市萱野かやの遺跡

所在地:館山市
時 代:弥生時代〜古墳時代前期〜平安時代
調査年:平成14年

 萱野遺跡は館山市国分こくぶに所在し、館山平野の中央付近を南北に走る砂丘列上にある遺跡です。平成14年8月から、県道富津館山線の建設に先立ち発掘調査を実施しています。今年度、教育振興財団の実施する調査では最も南の遺跡です。

この遺跡周辺は、現在住所が不明となっている安房国府あわこくふの推定地域に当たり、以前から土器などの遺物が多数散乱していることで有名でした。今回の調査では残念ながら国府関連の遺構や遺物は見つかっていませんが、弥生時代〜平安時代の竪穴住居や掘立柱建物跡などの集落跡が非常に高い密度で発見されています。遺跡の時代は弥生時代〜古墳時代前期にかけてが中心で、多量の土器のほか、大陸系の磨製ませい、石斧、ガラス玉や滑石かっせき製の勾玉、銅製の腕飾りや首飾りや指輪といった装飾品など珍しいものも多く見つかっており、当時の人々の生活がしのばれます。
館山平野ではこれまで祭祀さいし

遺跡(お祭りをした跡)や水田跡などは多く見つかっていますが、当時の人々の生活の跡である集落遺跡についてはほとんど調査されてませんでした。特に弥生時代〜古墳時代前期の竪穴住居は、館山市内では初めて見つかりました。今回の調査で当時の人々の生活を探るための貴重な資料が得られたと考えます。


全景 発掘場所が道路建設となります
竪穴住居跡 1500年前の住まいです

 

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