|
小林城跡は印西市の北東部,利根川を見下ろす下総台地の先端にあり,県道工事に先立って発掘調査が行われました。
小林城跡は,戦国時代の終わり頃(約400年前)にこのあたりを支配していた千葉氏の一族・原氏に関係のある城ではないかと考えられています。周辺の台地上には竹袋城跡,笠神かさがみ城跡,中根砦なかねとりで跡などの同時期の城跡があります。この地は,利根川の水運を利用しやすい場所であり,下総しもうさ国(今の千葉県北部と茨城県の一部)と常陸ひたち国(今の茨城県)の境にあたる重要な拠点だったのでしょう。
発掘調査で,土塁どるいや空堀からぼり,門の跡,主郭しゅかく(城の中心部)が見つかり,城の様子がわかりました。そこからは,中世の土器や陶磁器,石製品などのたくさんの遺物が出土しました。このことにより,城が15世紀の半ばに造られ,16世紀の終わり頃に使われなくなって破壊されたのではないか,ということがわかってきました。
 |
 |
|
現在の姿(正面の山が小林城です)
|
出土した中世の土器や陶磁器
|
戻る
|