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宮谷横穴群は,九十九里平野が一望できる標高50m前後の金谷郷丘陵の南斜面にあります。平成12年5月から7月にかけて,横穴群の内の4基を発掘調査しました。
横穴とは,丘陵の斜面を利用して横に穴を掘ったお墓のことで,古墳時代の終わり頃(約1,400年前)に集中して造られるようになりました。 横穴の構造は,入り口外の「前庭部ぜんていぶ」(墓前域ぼぜんいき),「羨道えんどう」と呼ばれる通路,遺体を安置した「玄室げんしつ」から成り立っていて,今回調査した3号・4号横穴では,ほぼ完全なドーム形に残っており,古墳時代当時の状態がよく分かりました。
調査の結果,玄室と羨道の床面の段差が大きい高壇式こうだんしき&と呼ばれる形態が明らかになりました。また,入り口部分の側壁には,縦に掘り込まれた「ほぞ穴」があり,板などをはめ込んだ閉塞へいそく施設があったようです。さらに,横穴を掘った道具の痕もはっきり残っており,横穴の各部の機能や造り方を考える上で,大きな成果を上げることができました。
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| 宮谷横穴群遠景
(左から4,3,2号横穴) | 羨道せんどうから玄室げんしつを見る
(壁に見える筋は,成形のために削られた跡)。 | 戻る
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