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千葉都市モノレール遺跡群

頭上を通り過ぎていくモノレール。千葉市では,もうすっかり見慣れた風景となりました。この千葉都市モノレールの建設に伴って,昭和57年から昭和60年にかけて6遺跡の発掘調査が行われました。そのうちの一つ廿五里城つうへいぢじょう跡では,塚の下から死者を葬った常滑(とこなめ)産の大甕おおがめ土壙墓どこうぼ,火葬骨を納めた骨蔵器こつぞうき板碑いたびなど中世の墓地が発見されました。このあたりは中世の遺跡が密集している地域です。 

廿五里城跡からは,お経の一部分を書いた墨書ぼくしょ土器(写真)が出土しています。平安時代後期以降,地方にも浄土教が広まったことを,この墨書土器が語っています。 

モノレールの開通以後,廿五里城跡周辺の開発が進み,かつての面影を残している場所が急速に消えつつあるのは,やや残念な気がします。

廿五里城跡の塚と常滑産の大甕
根崎ねざき遺跡の調査風景
(古墳時代から奈良・平安時代の集落です)
お経が書かれた土器(廿五里城跡)
京願台きょうがんだい遺跡の縄文時代中期の貯蔵穴
(日本最大級の貝塚である加曽利かそり貝塚の隣です)

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[文献]

千葉県文化財センター1986『千葉都市モノレール関係埋蔵文化財発掘調査報告書』

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