| 根岸古墳群・根岸小妻遺跡は、木更津市に東、小櫃川西岸の標高約60mの台地上にある遺跡です。東京湾横断道路から延びる首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の建設に先立ち発掘調査を行っています。
遺跡には以前から柄が多くあることが知られていましたが、今回の調査でそれらが今からおよそ1500年前(古墳時代後期)の有力者の墓(古墳)であることがわかりました。さらに古墳の下からはそれよりも古いおよそ2000年前(弥生時代中期)の墓(方形周溝墓)も30墓以上見つかり、この地が時を超えて墓域として使われていたことがわかりました。古墳は全部で18基あります。多くの古墳では頂上に、木の棺を埋めた埋葬施設があり、勾玉まがたま、管玉くだたま、丸玉まるだまなどの装飾品のほか鉄の刀や矢じりなどの武器が納められていました。
この遺跡で注目されるのは、古墳の中央に四角い穴を掘り、その内側に粘土を廻らせた珍しい構造の埋葬施設です。南側は一部粘土が切れており、そこから古墳を廻る溝(周溝)しゅうこうまで地面が踏み固められています。これは、周溝から埋葬施設の中に出入りするための、いわばこの世とあの世をつなぐ通路(羨道)せんどうだったと思われます。
去る8月23日(平成15年)には、この丘で現地説明会が行われ、多くの方々に王墓の流れを感じていただきました。 戻る
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