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写真下は,奈良・平安時代のお墓(火葬墓)から出土した鉄板と骨蔵器で,板の一部がついたままの釘も一緒に見つかりました。このことから,骨蔵器は木の箱に納められ,鉄板をその箱の上に置いて埋められたと考えられます。鉄板のおよその大きさは,長さ25p,幅9p,厚さ0.5pです。
では,この鉄板は何なのでしょうか。お墓に板状のものが一緒に埋められている例として,陶器や金属の板で作られた墓誌ぼしや買地券ばいちけんといったものがあります。これらは古代中国の思想に基づく習慣で,墓誌はその人の生前の経歴などが書かれたもの,買地券はあの世の神様から墓地を買い取ったことを記したものです。
踊ケ作遺跡出土の鉄板からは,今のところ文字や記号は確認されていませんが,墨などで文字が書かれていたのではないかと考えられます。 県内の奈良・平安時代のお墓から,墓地や買地券が一緒に出土したのは大変珍しく,袖ケ浦市雷塚らいづか遺跡など,ほんの数例しかありません。
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| 踊ケ作遺跡の調査風景 |
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| 左側が骨蔵器,右側が鉄板 |
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