親の悲しみと願い・埋甕うめがめ ― 酒々井町しすいまち墨古沢すみふるさわ遺跡 ―
縄文時代(主に中期から後期にかけて)の竪穴住居跡たてあなじゅうきょあとの出入り口と思われる辺りから、埋められた土器が見つかることがあります。
時には、土器の底もしくは側面に小さな穴があけられていることもあります。
民俗みんぞく学の研究から、運良く無事に生まれてきた赤ちゃんの胞衣えな(胎盤たいばん)を土器におさめて出入り口に埋め、家の人が踏んだりまたいだりすればするほど、その子が丈夫に育つという風習があったという説があります。
また、運悪く亡くなってしまったかわいそうな赤ちゃんを納めたのが、この「埋甕」だと考えられています。
いずれにせよ、子供に対する愛情の表れであることには違いありません。
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