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歴史を秘めた「おもり」

Vol.6

私たちは日常生活で、「重さ」をはかる機会がたびたびあります。現代では、デジタル表示の「電子ばかり」で瞬時に正確な重さがはかれますが、「重さ」をはかる道具=「はかり」には、実は多くの種類と長い長い歴史があるのです。 

 図の「天秤」てんびん「棹秤」さおばかり」は、世界中で古くから使われている道具です。日本では、大宝元年(701年)制定の大宝律令たいほうりつりょうに「はかり」についての"きまり"が書かれています。それによると、地方の役所に重さの基準となる"ためし"という銅製の計器を配布し、毎年役所で「はかり」を検定して使うように定めています。「はかり」は貨幣の基準になったり、税や取引の基本になる物なので、国家でも特に重要な道具と考えて制度を統一しました。 

 今回紹介するのは、県内の遺跡から出土した「おもり」です。写真左は平安時代の「おもり」で、この時代の「おもり」が発見されるのは全国でも珍しいことです。中と右は、戦国時代(15世紀ころ)の「おもり」です。県内の遺跡から出土した「はかり」関係の遺物は、今のところ、これらの「おもり」3点だけです。 

この「おもり」で、どのような人が、何をはかっていたのでしょうか。小さな「おもり」に"歴史の重さ"が秘められています。

江戸時代の秤の使い方(左:天秤,右:棹秤)
「おもり」が出土した遺跡とおよその重さ左:大網白里町一本松いっぽんまつ遺跡(107g),中:木更津市笹子城ささごじょう跡(58g),右:四街道市館ノ山たてのやま遺跡(95g),全て青銅製。
【左のおもりはレプリカ。(財)山武郡市文化財センター所蔵、中・右は、当教育振興財団保管】


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