温石おんじゃく物語 昔のカイロ
今は昔、温石というもなりけり。石や焼き物にて、火鉢にて温め、懐に入れて暖をとるなり。ある人、温石の空きし腹をなぐさむる効をもって、茶席の食膳しょくぜん<を懐石料理かいせきりょうりとす。(1)時代うつりて、温石の世に失わるるも、懐石の名、永く世に伝わるなり。(2)
草庵に温石の暖唯一つ(高浜虚子)
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